出産前後③

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病院に着くとすぐ病室に入りました。

 

でも両隣で出産真っ最中で私たちは放置気味。

 

LDRというずっと家族と過ごせる部屋になっています。

 

お座敷のこあがりがあって、

 

その夜は主人と二人で丸くなってそこで寝ました。

 

朝夜ほどの痛みはなくなり、主人は仕事に出かけました。

 

お昼ごろにはもどるからと言い残して。

 

私は一人で痛みと戦いました。

 

でも、破水もしないし、大き波が来ないのです。

 

すでに陣痛らしきものがはじまって24時間。

 

微弱陣痛と診断され促進剤の点滴が始まりました。

 

するとすぐ。

 

もー腰が燃えるように痛いんです。本当に。

 

昨日のなんて比じゃないくらい。

 

あんまり痛いんで看護婦さんに

 

「今日痛いんで明日にします」って言ったら

 

「今日産むのよ」と一蹴されてしまいました

 

主人の留守電(そのころは留守電にしていた)に

 

「もー我慢できない」と叫んで

 

台に上りました。あの台はいつ上っても恥ずかしい。

 

足ごしに看護婦さんがお湯を用意しているのが見えて、

 

本当にそろそろなんだと…覚悟を決めました。

 

のこのことやってきた主人。

 

なんと苦しんでいる私を無視して足の反対側(全部丸見え)のソファーにドンと座りました。

 

普通私の頭のほうにくるはずなんです。

 

その後、助産師さんに促され私の近くに来たものの

 

手を握るわけでもなく、体をさするわけでもなく、

 

わかっちゃいたけどそりゃないぜ。

 

そろそろ先生を呼ぼうかとなった段。

 

なんと定年間際のアル中の手が震えた先生を呼ばれそうになったのです。

 

助産師さんに懇願。いつもの先生にしてくれと。

 

とにかく二人で懇願。もともとお願いしていたことも伝え、

 

出産指導で講演中の先生を呼び出し、

 

破水させてもらい、「いたいー」とかわけのわからないことを叫びながら出産。

 

出産後先生がひとこと

 

「あー裂けちゃったね」

 

ええ!!!!!!

 

そんなんないでしょー

 

そのあと胎盤をきれいに取るんだけどそれがまた痛いんだ。

出産直後、あなたがあのこを抱いている写真を助産師さんにとってもらいました。

 

私の携帯の待ちうけはずっと変わってません。

 

携帯を変えても変えていません。

 

一枚しかないあの写真を私は心のそこから大事にしています。

 

そんなこんなをしていると、「お母様がみえいます」と看護婦さん

 

夜、病院に行きますとだけ連絡して、それっきりだったので

 

主人の母が心配して見にきてくれたのです。

 

片道2時間半かけて。

 

主人の母にとっても初孫。

 

主人に「呼んでおいでよ」といったあと、

 

やっとカンガルーケアができました。

 

しっとりねっとりしてて、温かかった。

 

母が来て、赤ちゃんのきれいにする処置もおわって、

 

その後は、主人と、母で取り合い。

 

私のところには回ってきませんでした(笑)。

 

喜んでもらえたことが嬉しかった。

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